佐久市甲の五郎兵衛記念館は23日まで、企画展「明治時代初期の村~五郎兵衛新田村とその周辺の町村を通じて~」を開いている。学制や徴兵制度に関する明治初期の資料約30点を展示。当時の五郎兵衛新田村(旧浅科村を経て佐久市)や周辺の村の様子がうかがえる。 展示しているのは、五郎兵衛新田村やその周辺にあった相浜村、矢嶋村の公文書。五郎兵衛新田村の「学資寄付金簿」は、1872(明治5)年の学制公布の翌年に集められた学校設立の寄付金763円について、寄付者と金額を記録した。 父の実家が旧浅科村だという小諸市両神の町田仁さん(40)は、自分のルーツを知りたいと母の義枝さん(78)と訪れた。仁さんは「昔の村の様子を知ることができて良かった」と話した。 16日午前10時から、同館学芸員の佐藤有さんが、展示資料を基に明治時代の村について説明する。 午前9時~午後5時。月曜休館。問い合わせは同記念館(電話0267・58・3118)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)
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