任期満了に伴う4月20日告示、27日投開票の伊那市長選で、飲食店経営の新人有坂ちひろ氏(39)=狐島=が27日、信濃毎日新聞の取材に「市民の声を聞く市政にしたい」と述べ、無所属で立候補する意向を明らかにした。近く正式表明する。 有坂氏は千葉県松戸市出身。帝京大を卒業後、上伊那医療生協(上伊那郡箕輪町)に勤務。NECライティング(東京)の伊那工場閉鎖で市の補助金や工場用地整備費が無駄になったなどとして市を訴えた住民訴訟で敗訴した原告団に参加した。現在は上伊那民主商工会(伊那市)副会長。選挙への出馬は初めてで、現市政に批判的な市民や団体の支援を受けたい考えだ。 市長選では、現職で1期目の白鳥孝氏(58)=無所属、西箕輪=が立候補を表明している。(長野県、信濃毎日新聞社)
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