雪の多い飯山地方で、道路の雪を溶かす消雪パイプの点検や、木々への雪囲いといった冬支度が進んでいる。青空が広がった16日は飯山市内各地で、作業員が消雪パイプの穴を見回り、水の出具合を調整する姿が見られた。 同市常盤の市道では市内の建設業者のスタッフが2人一組で作業した。水が出る場所は約1・4メートル間隔で、それぞれに穴が四つずつ開いている。水の勢いを調整する部分をねじ回しで回すと、ちょろちょろとしか出ていなかった水が勢いを増した。 飯山市の消雪パイプはセンサーが降雪を感知して地下水を流す仕組み。雪がやむと自動的に止まる。 県はこの日、同市の千曲川に架かる柏尾(かしお)橋の歩道に、風雪を防ぐよしずを張った。(長野県、信濃毎日新聞社)
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