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Channel: 信濃毎日新聞
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信大医学部と中学結び生活習慣指導 TV会議システム利用

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 信大医学部(松本市)の医師らでつくる「青少年のメタボリックシンドロームを考える研究会」は28日、北安曇郡松川村の松川中と同学部を光回線で結び、テレビ会議システムを使って生活習慣を指導する「遠隔健康教育」を始めた。情報通信技術を使って遠隔地でも密な指導を実現する狙い。同研究会は松川中をモデルに、多くの学校に取り組みを広げたい考えだ。  同研究会は、松川中を含む県内3中学で生活習慣病調査や、医師や栄養士が出向いて生活習慣を指導する「出前クリニック」などをしている。ただ、学校を訪問する際、メンバー間の日程調整や器材運搬の負担が大きかった。そこで、テレビ会議用カメラや専用ノートパソコンを、信大医学部保健学科と松川中の保健室に設置した。  この日は生徒7人が参加。生徒たちが事前に考えた「バランスの取れた夕食の献立」について、同研究会メンバーがカロリーや栄養素のバランスを検討し、画面上でデータを見せて「カルシウムが足りないから牛乳をコップ1杯飲むように」などと助言した。  同中学校の石川豊恵養護教諭は「離れた場所でも医師や栄養士の顔を見て話ができる。今後は頻繁に相談に乗ってもらえる」と期待。研究会代表の本郷実・信大医学部保健学科教授は「他の学校とも回線で結び支援できればいい」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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