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軽井沢に天然のリンク 12年ぶり復活

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 北佐久郡軽井沢町星野に今冬、12年ぶりに天然スケートリンクが復活する。ここ数日の冷え込みで氷が一気に張り、22日オープン予定となった。町内にはかつて天然リンクが各地にあり、スケートは伝統あるスポーツ。だが近年は屋内、屋外の人工リンクに移行している。「軽井沢の財産」を大切にしたいと、一帯で温泉施設などを経営する星野リゾートが再開を決めた。  町誌などによると、第2次大戦後、軽井沢の観光が回復してきた1951(昭和26)年、当時の軽井沢観光協会長で星野温泉(星野リゾートの前身)を営んでいた先代の故星野嘉助さんが「冬の寒さを利用してスケートを盛んにしよう」と、スケート協会を設立。星野地区や町内各所に相次いでリンクができ、冬の軽井沢の新しい観光になった。  復活させるリンクもその一つ。標高約千メートルにあり、2000年度まで使われていた。普段はヨシなどが生える池で、自然観察の場になっている。水深は約50センチ。長方形で25メートル×50メートルほどのうち、約6割をリンクに使う。競技用には整備しない。  20日は、星野リゾートの女性社員らがオープン前の試走。広報担当の斉藤あずささん(40)は「今も氷が張るのだから、復活させたいと考えた。天然の氷の感触を味わってほしい」と話した。  滑走料は1日500円(再入場可)。フィギュアスケートの靴の貸し出しもする。営業は午前11時~午後4時、来年2月末までを予定。天候によって営業しない日もある。問い合わせは、ピッキオビジターセンター(電話0267・45・7777)へ。(長野県、信濃毎日新聞社)


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