JR東日本長野支社は21日、来年3月16日に実施するダイヤ改正を発表した。信越線と篠ノ井線にかかる長野―塩尻駅間を走る普通列車17本を、運転士1人が乗務するワンマン化する。利用者の減少に伴い効率化を図る目的で、ワンマン用の2両編成車両を導入する。 同支社輸送課によると、同区間を走る車両は現在、3両と6両編成が中心で、運転士と車掌の計2人で乗務に当たっている。ワンマン化の対象は、長野―松本駅間の上り7本、下り6本と、松本―塩尻駅間の上り、下り2本ずつ。夕方のラッシュ時は避ける。 同課によると、1987(昭和62)年の旧国鉄分割・民営化以降、篠ノ井線の1日平均利用者のピークは92年度の約4万9千人だったが、2010年度に約3万6千人に減少。本年度も横ばいの見込み。「乗降調査の結果から、一部を2両編成にしても輸送に問題がないと判断した」とする。 また、午前7時59分松本発の中央東線特急「スーパーあずさ6号」の行き先を、現在の新宿駅から東京駅に延伸。同8時12分長野発名古屋行きの中央西線特急「しなの4号」は、発車時間を28分早め、通勤通学への利便性を高める。(長野県、信濃毎日新聞社)
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