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喬木村の児童、正月飾り「おやす」作り餅つき

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 下伊那郡喬木村阿島の町集落の育成会と同村喬木第一小学校PTAは23日、飯田下伊那地方に伝わる正月飾り「おやす」を作り、餅つきを楽しむ催しを村阿島傘伝承館で開いた。地域の伝統をお年寄りらが児童に伝える行事として20年以上続いている。この日も、50~70代の会員8人が同小の1~6年生計35人に手ほどきした。  おやすの材料となる稲わらは会員が自宅から持ち寄った。児童たちは稲わら60本ほどを束ねると、1本ずつ編み込んでは独特の円筒状の形を作り上げた。1人で二つずつ完成させて自宅に持ち帰った。育成会長の久保田毅さんは「学校だけでなく、家庭と地域も協力して子どもたちに伝統を受け継いでいくのが大切」と話していた。  餅つきでは、蒸したもち米が木臼に入れられ、児童たちは代わる代わる5回ずつきねを振り下ろした。出来上がった餅はあんこやゴマなどを付けて味わった。6年生の山田皓祐(こうすけ)君(12)は「6年間で、きねをかなり強く振り下ろせるようになった。これで最後になるのが少し残念」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)

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