全国高校駅伝は23日、京都市の西京極陸上競技場発着コースで行い、第63回の男子(7区間、42・195キロ)は豊川(愛知)が2時間2分55秒で圧勝し、50年ぶりに初出場優勝を決めた。第24回の女子(5区間、21・0975キロ)は立命館宇治(京都)が1時間7分22秒で、豊川、埼玉栄、筑紫女学園(福岡)に並び史上最多となる3度目の優勝を5年ぶりに果たした。県勢は男子の佐久長聖、女子の長野東とも10位で入賞(8位以内)に届かなかった。
佐久長聖は1区で30位と出遅れたものの、4区の春日が好走して13位まで浮上。最終7区で再び順位を上げた。2年連続入賞を狙った長野東は中盤で入賞圏内に入ったが、最終区で順位を二つ落とした。長野東の記録は前回を1秒上回る1時間9分11秒の県最高だった。
男子の豊川は3区のズクから独走態勢となり、2位の西脇工(兵庫)に1分51秒の大差をつけた。伊賀白鳳(三重)が3位と健闘し、前回覇者の世羅(広島)は5位。
女子の立命館宇治は2連覇を狙った豊川をアンカー勝負で逆転した。2位の豊川は24秒差で男女同時優勝を逃し、3位は興譲館(岡山)だった。(長野県、信濃毎日新聞社)
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