北佐久郡軽井沢町のエルツおもちゃ博物館・軽井沢は、企画展「おもちゃが彩るクリスマス」を来年1月14日まで開いている。木製のおもちゃで有名なドイツ・エルツ地方を中心に、ヨーロッパのクリスマスに関連したおもちゃや装飾品など約500点を展示。歴史や国によるクリスマスやサンタクロースの違いも紹介している。 ろうそくの火で温められた空気が上昇してプロペラを回すドイツの伝統工芸品「クリスマスピラミッド」などを展示。十数個展示されているピラミッドの中には、約100年前に作られた高さ120センチの大型の物もある。クリスマスツリーに飾るリースやベルなどを展示しているコーナーでは、「リースの丸形は永遠を意味している」などと、装飾品に込められた意味も紹介している。 学芸員の須賀美怜さん(27)は「ヨーロッパでは年明けまでクリスマスのお祝いが続く。日本とはひと味違った一面があることも知ってほしい」と話している。 入場料は中高生400円、大人600円。午前10時~午後4時。1月1日と8~11日は休館。(長野県、信濃毎日新聞社)
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