政権を奪還した自民・公明両党が衆院選後初めて国民の審判を受ける第23回参院選が今年夏に実施される。12月31日までの共同通信社の調査で、選挙区と比例代表合わせ計169人が立候補を予定。信濃毎日新聞の取材によると、長野県区(改選定数2)では参院勢力順に民主党、自民党の2現職が出馬する見通しで、共産党も新人を立てる。衆院選で存在感を示した第三極勢力が今後、候補を擁立し、2現職を中心とする構図に割って入るかが注目点だ。 全国的には、自公が参院過半数を達成するのか、民主が党勢を回復して野党が衆参の「ねじれ」を維持できるのかが最大の焦点。結果は自公政権の運営を左右し、改憲勢力が伸長すれば憲法改正が具体化する可能性もある。 県区では現時点で、民主が党の「脱世襲」方針に従い衆院長野3区へのくら替えを断念した現職羽田雄一郎氏(45)が4選出馬する意向。自民現職の吉田博美氏(63)も3選に向け、近く正式表明する見込みだ。共産は新人の唐沢千晶氏(42)を立てる。(長野県、信濃毎日新聞社)
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