小海町の松原湖を構成する猪名(いな)湖で31日、12月中では約四半世紀ぶりとなるワカサギの穴釣りが解禁された。県内外の約400人が氷上からの釣りを楽しんだ。 松原湖は猪名湖、長湖(ちょうこ)、大月湖の総称。松原湖漁業組合副組合長の鷹野彰信さん(72)によると、最大の猪名湖では近年、暖冬の影響で解禁日は1月上旬だったが、2012年は12月10日に全面結氷。24日に解禁目安の厚さ12センチを超えたため、年内に早めた。 大阪府寝屋川市から家族4人で訪れた教員西村幸志さん(41)は「4年ほど前から年末年始に松原湖近くのスキー場に来ているが、ワカサギ釣りは初めて」。30分余で5匹を釣り上げた長女の美幸花(みゆか)さん(11)は「凍った湖は少し怖かったけれど、釣れてうれしい」と喜んでいた。(長野県、信濃毎日新聞社)
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