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「すすき川元旦マラソン」 675人有終の走り

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 松本市の薄川沿いを走る「すすき川元旦マラソン」が1日朝行われた。1974(昭和49)年から市民ランナーの「走り初め」の大会として長年親しまれてきたが、運営する「松本すすき川走る会」の高齢化などで40回目のことしが最後。過去最多675人の参加者が大会を惜しみつつ、冬晴れの下を力走した。  2・5キロ、5キロ、10キロの計3コースがあり、参加は当日受け付け。この日は開会式開始の午前8時半に終わらないほどの申し込みがあり、それまでの過去最多だった第23回大会(96年)の621人を上回った。  走る会会員約30人の半数以上が60歳以上という高齢化や人手不足で大会運営が難しくなり幕を閉じる。会長の熊木義教(よしのり)さん(71)=松本市庄内2=は開会式で「参加者のみなさんに元気づけられながら開いてきた。ありがとうございました」とあいさつし、参加者から「ご苦労さまでした」と声が掛かった。  号砲とともに、ランナーたちは勢いよく駆けだし、沿道では防寒着姿の家族らが盛んに声援を送った。5回ほど参加しているバス運転手の清水義明さん(56)=安曇野市穂高有明=は2・5キロを完走後、「一年頑張るぞ、と気合を入れる大会だった。なくなるのは寂しいですね」と話していた。(長野県、信濃毎日新聞社)


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